「変り給わないお方」(ヘブル13:8)
メッセンジャー:熊田和子師
主の御在世中、33年間この世におられました主は、今日も変わりたもうことのない、そして、信じる私たちと共にいてくださる、また、私たちのうちにおられるお方です。そして、いつまでもともにおられるお方なのです。主イエス・キリストは過去も、現在も、将来も変わることなく、いつもともにおられ、私たちを恵み、保護していてくださるのです。
私たちは、私たちを信仰に導いてくださった指導者たちの信仰にならうべきです。しかし、その人々はどんなに立派な人格者であっても、どんなに良い奉仕をされていても、やがて去って行きます。地上の指導者は変わって参ります。しかし、主は変わりたまわないのです。
「信仰の創始者であり、完成者であるイエスから目を離さないでいなさい。」(12:2)とあります。いつまでも変わることのないお方であればこそ、このお方から目を離してはならないのです。
変わらないということはどういうことでしょうか。5つのことを心にとめたいと思います。
1.過去、現在、未来において、不変であるということです。
2.主がご真実な方であるということです(Ⅱテモテ2:13)。あの使徒ペテロをはじめとして、多くの聖徒たちはご真実な主を信頼して地上の生涯を送ったのです。
3.変りたまわないということのうちに、主の愛を見ます。愛される価値のない者を愛してくださる主の愛。その愛が変わらない、ということです。
4.変わらないということは、「動かない」ということです。周囲がどんなに変わっても、この永遠にともにいてくださる主に土台をすえるならば私たちは動揺することがありません。変わらない主こそ、私たちの平安の源です。
5.変わらないといことは、希望です。ふたたび来たりたもう変わることのない主。ここにこそ、私たちの希望があります。私たちも、主にある希望を望みみつつ、主とともに今日を生かされて参りましょう。
(熊田和子師の説教原稿より)
(メッセージを録音したテープがありますので、実際のメッセージを聴きたい方は教会にご連絡ください)